【ハコについて】
フルネームはハコ・ウィンクルム(Haco Vinculum)
穏やかで心優しく、争いを好まない性格の中年男性。
現実世界では、一応考古学者で通っており、仮想世界でもそれを生かし
シュトラル学園の考古学教師という立場に身を置く事にした。
収集癖があり、しょっちゅう変な物を拾ってくる。埴輪とか。
その為、彼の居住地はいつも物で溢れかえっている。埴輪とか。
また、類い稀なるドジスキルの持ち主で、随所でその才能を遺憾無く発揮する。
特技は何も無い所で転ぶ事。そのまま坂道を転がってゆく事も屡。
【もう一つの人格・シンについて】
そんな彼だが、実は二重人格者で、もう一人の人格の名前はシン(Sin)
性格はハコとは対照的で、言葉遣いも荒々しく、近付き難いオーラを放っている。
幼い頃から身体を共有してきている二人だが、ハコはシンの存在を知らない。
逆に、シンはハコの事をとても大切に思っており、ハコを傷付ける者は許さない。
幼い頃は良く、ハコがピンチになると忽ちシンが入れ替わり助けてきたが、
シンが出てくると、ハコの記憶がその都度途切れて混乱状態に陥ってしまう為、
歳を重ねる毎に、シンが表立って出てくる回数は減っていった。
今では粗ハコの事を内面から見守る存在となっている。
【仮想世界入りについて】(クリックで表示収納)
仮想世界入りをした理由は、現実世界で行方不明になった友人を捜す為。
友人が過去に何度か仮想世界入りをしていたという事を知り、
何か少しでも手掛かりをと思い立ち、後追いする形となった。
但し近代コンピュータには滅法疎く、独りでは配線すら出来ず、
未だにフロッピーを差し込む所は何処かと訪ねる程の時代遅れっ振りの為、
仮想世界入りをする際は、少々苦戦を強いられた。
アバターを設定する際も、勝手が良く分からず適当に操作したところ、
フリフリの衣装に決定されてしまい、本人もビビッている。
そして良く服の裾を踏ん付けて転ぶ。
因みに服装以外は、現実世界での姿とアバター時の姿は大差無い。
HNも使用せず、本名そのままで登録している等、警戒心がとても薄い。
シンはそんなハコの危機管理能力の低さに毎度内心ハラハラしている。
【捜索中の友人について】(クリックで表示収納)
ハコが捜索している友人だが、現実世界で既に死亡している為、
もうこの世には存在しておらず、仮想世界にいる筈もない。
相手がハコに過度の暴力を奮っていた為、耐え兼ねたシンが殺害してしまった。
それを認められないハコは、自分に暴力を奮っていた友人の事を
今でもとても大切に思っており、尚も捜索を続けている。
既に死亡しているという事実を伝えても、一切信じようとはせず、
首を傾げて「何故その様な事を言うのか」と反論するのみ。
余り深く追求し過ぎると、突然狂ったかの様に叫び出し、
我を忘れて相手に襲い掛かかる場合も。
その場合、見兼ねたシンが割って入り、その場を沈静化させる事もある。
また現時点では、ハコは友人の名前すら思い出す事が出来ないでいる。
シンの意識が出来得る限り、ハコに彼の事を忘れさせようと念じた結果である。
その為ハコは、「あんなに大切な人だったのに、思い出せないなんておかしい」と
心底落胆し、何とか彼の記憶を取り戻そうと必死になっている。
【ゲームについて】(クリックで表示収納)
今回のゲームには、友人を捜索している内に、手違いで参加してしまった。
脱落する事も可能なのだが、ゲームに参加している状態の方が手掛かりを
多く掴めるのではないかと淡い期待を抱き、敢えて参加者に留まっている。
もし仮に勝者に成り得たとしたら、ハコが願うのは「友人との再会」。
但しシンの願い事はハコとは異なり、
「ハコの友人に関する記憶と、もう一人の人格(シン)を抹消する事」である。
シンは、ハコを独りにするのは心配だが、自分がいない方がハコは幸せだと
思っているも、自分から消え去る方法は分からないので、
上記の事を願っている。
なので今回だけは、ハコには悪いと思いつつ、たまにひょっこり顔を出し、
ハコの代わりに戦闘をする。
【戦闘について】
ハコは、基本的に自分から率先して戦う事はしない為、専ら防戦、逃走一方である。
が、召喚獣に任せっきりなのは流石に申し訳ないと自負しているので、
一応常備しているメイスで応戦する事も。あとなんか自前の珍品とかで防御する。
シンは、極力ハコの命を危険に晒したくはないので、退き際は弁えているものの、
避けられない争いの場合は、率先してハコと入れ替わり応戦する。
また、シンの方がハコよりも幾分か力も強く、素早さも跳ね上がる。
【召喚獣について】
召喚獣に対する認識は、ハコは「友達」、シンは「ハコを守る義務を持つ存在」。
ハコはこれも何かの縁だと、召喚獣とは極力仲良くしたいと思っている。
シンは、ハコを守る為に使う手段の一つとして考えているが、
ハコと召喚獣の関係良好を図る為、一応友好的に努めようとはする。
またシンも、存在意識的には、召喚獣と仲良くなりたいとは思っているが、
性格が不器用な為、上手く接する事が出来ないでいる。